草加と南越谷のスタンディングに参加している立田さんの文章です。
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草加駅頭でのスタンディングアピール
立田市郎
先日、夢を見ました。
「大江健三郎、鎌田慧、落合恵子、吉永小百合、菅原文太、沢田研二、山田洋二、山本太郎など皆さんがJRや私鉄の駅頭に立って静かにスタンディングアピールをしています。
各駅頭ともすごい人、スマホ、携帯で写真を撮る人、一緒にプラカードを持つ人などなど。
すごい世の中になったな、これで原発再稼働反対、9条を守る運動も完全に定着だ。
もう太平洋戦争の轍は踏まないぞ」と思ったところで目が覚めました。
山猫くらぶでは倉橋さんたちや山猫以外の人も入って、7月半ばから毎週1回(今は月曜日)草加駅東口で午後5時から6時までスタンディングアピールをしています。
毎回4~6名参加者があり、すっかり定着しました。
マイクを持つことはしません。ただ静かに各々プラカード、看板を持って立つだけです。
しかし、道行く人々は少なからず関心を示します。
チラッと見る人、10メートル先からアピール文を読む人などです。
特に小・中学生は見てくれます。勿論、全く関心を示さない人もいます。
しかし手応えは確実に感じます。
私は、『それでも、日本人は戦争を選んだ』(加藤陽子著)など何故太平洋戦争に庶民、知識人が突き進んでいったのか、書かれた本を読むと時の政府、軍部の巧妙な挙国一致政策や、翼賛メディア、戦争に進まざるを得なかった村社会の仕組みなどの要因がありますが、しかし多くは戦争への疑問があり反対の気持もあったのです。
では、何故か。私は残念ながら〝一人でもやる、一人でもやめる〟気持ちをもたなかったことが、大きな要因だろうとおもいます。
開戦初期、その前の段階で行動が起こせなかったからではないか。ヒトラー独裁下一人の神父が述懐しています。
独裁の足音が小学・中学校にきた時にはまだまだと、まさか教会にはこないと思っていた。
教会にきたときには抵抗しようと。
しかし教会まできた時にはとても抵抗できる状況ではなかったと。
今、まさにこの状況にあるのではないでしょうか。
安倍独裁政権の教育改悪、中国、北朝鮮を敵と見なし(仮想敵ではない)、国を守れの大合唱、果てはアメリカの先兵としての人道・軍事支援、志願兵募集の先の徴兵制でしょう。
私は「一人でもやる、一人でもやめる」(小田実)をなんとか全うしたいと思います。
スタンディングアピールは、浦和駅、川口駅、久喜駅、南越谷駅など確実に広がっています。
全国の九条の会ががんばってこれにとりくんだらすごいとおもいます。
皆さん、参加しませんか。